ケトン性低血糖症という病気をご存知ですか?
特に朝、こどもの顔色が真っ白になり、頻繁に嘔吐をしたりする症状がでる物です。
重症になると痙攣をおこしたり、意識がなくなる子もいます。
ママとしては、急に発症するためとても驚き、不安になる症状も多いので、知識として知っておくと良いでしょう。
ケトン性低血糖症になる原因は?
ケトン性低血糖症は実ははっきりした原因は不明なのです。
1歳半~5歳くらいの子供がなる疾患で、男の子に多いと言われています。
よく言われるのが、夜に食事を取らずに眠ってしまった時に、体が飢餓状態になり血糖値が下がることで発症するという事です。
体調不良で食事がとれなかった場合のほか、体の疲れで夕食前に眠ってしまった際に起こりやすいです。
ケトン性低血糖症の症状は?
冒頭にも紹介しましたが、顔色が唇が蒼白になったり、身体に力が入らずグッタリすることが多く、頻繁に吐きます。
また、痙攣や意識をなくすこともあります。
病院では尿検査をしますが、その際にケトン体という物質が多く見られることで発覚します。
ケトン性低血糖症を発症した場合の対処法は?
まずは病院で検査をする事が重要ですが、このケトン性低血糖症は何度も繰り返すことも多い症状なので、普段から低血糖を起こさないための工夫が必要です。
・夕食前に眠らせない
これが重要です。
昼間に身体を使う遊びをたっぷりした際は、夕食前や食事中に眠くなってしまう子供も多いと思います。
ですが、夕食を取らないことで朝に症状が出てしまうことがありますので、無理にでもご飯を食べさせる方が良いです。
・食事は炭水化物を多めに。ブドウ糖をしっかり摂る
ケトン性低血糖症は炭水化物やブドウ糖などを取らないことで起こりやすいです。
ですので、何度も繰り返してしまう場合は、すぐに食べられる小さなおにぎりを、食事以外のおやつとしてマメに食べさせるとか、スポーツドリンクを多めに飲ませる。また氷砂糖などを食べさせるのも良いとされています。
ブドウ糖については、ドラッグストアなどで飴のような形のものが購入できるようになっていますので、常備すると良いでしょう。
あまり耳慣れない病名なので心配も多いと思いますが、どういう症状でどう対処すればよいのかを知っていることで、ある程度安心できるのではないでしょうか。