赤ちゃんを産んだママの体は、すぐに元通りになるわけではなく
かなりの時間をかけて徐々に変化していきます。
お腹の大きさも1~3ヶ月くらいを目安に凹んでいきますし
悪露という出血も続きます。
病院でもそれほど触れられない、悪露について
その期間と処置、準備方法などをまとめてみました。
そもそも、悪露って何?いつまで続くの?
悪露とは、出産後の産褥期間中(約1ヶ月間)に子宮と腟から排泄される分泌物です。
出産時の子宮内や腟の傷からの出血や分泌物を含みます。
産後、1~3日間は赤色、4~7日は褐色、8日目以降は次第に黄色に変化すると言われていますが
ここは個人差があります。
だいたい産後4~6週間で収まります。
1ヶ月検診時にまだ悪露が残っているか聞かれることが多いので
まだ赤いものが出ていたり、変な臭いや粘り気など、気になる事がある場合は
必ず相談しましょう。
悪露の処置と出産前の準備について
産後1~3日間は量がかなり多く、産院では最初に紙オムツのようなナプキンを支給される事が多いようです。
また、入院準備品に「夜用のナプキン」を持ってくるように指示がある場合もありますので
出産前に病院に確認しておきましょう。
悪露は退院後もずっと続きますが、産後1ヶ月くらいの間は慣れない赤ちゃんのお世話で
なかなか外出もできないかと思いますので、出産前に生理用ナプキンを多めに用意しておいたほうが良いです。
・多い日用
・ふつう用
・少ない日用
と、量に合わせた物を揃えておくと便利です。
後半、かなり少なくなってきますので、ふつう~少ない日用サイズを
多めに用意するといいでしょう。
また入院準備品として産褥ショーツという股の部分が開くショーツを用意します。
入院期間はこれを着用し、看護師さんに処置をしてもらいます。
産後は通常の生理用ショーツなどでOKですが、長く続くので複数枚準備しておくといいです。
帝王切開の場合は悪露はどうなる?
帝王切開で赤ちゃんを産んだ場合は、子宮口があまり開いていない状態で
出産する事になるため、悪露が出づらく1ヶ月より長く続く場合が多いようです。
また、上手く排出出来ずに悪露が子宮内に残ってしまう場合は
子宮収縮剤などを処方されたり、膣から器具を入れて掻き出す処置が必要なこともあります。
帝王切開の場合は、経膣分娩以上に気を使い、少しでもおかしいな?と思ったら
産院で診てもらいましょう。
悪露は最初は量も多く、処置も面倒。
赤ちゃんのお世話もあるのに憂鬱ですが、妊娠中来なかった分の長い生理期間だと思って
付き合っていきましょう。
自分の体が完全に元に戻るまでは、決して無理をせず、周りの方の助けも借りながら
過ごすようにしてくださいね。